研究概要 |
レーガン政権ではNATO,日米同盟,米韓同盟などの強化が図られた。 特に,日米同盟では,日本の防衛予算増額だけを問題とせず,役割分担が重視された。 米韓同盟でも,カーター前政権時代に傷ついた信頼関係を回復し,日米,米韓,日韓での安全保障協力が進んだ。 これまでの研究で,上記の歴史的展開について,東京・ワシントン双方での当時の関係者(政策担当者,ジャーナリスト,学者ら)とのインタビューをふまえて,実証的な確認作業を進めてきた。また,米国務省・国防省と日本の外務省・防衛庁との立場・認識の一致と相違,対日政策と対韓政策の連関とプロセス上の相違などについても,解明を進めた。
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