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2000 年度 実績報告書

細胞性粘菌の細胞分化過程におけるPKAによる細胞型特異的遺伝子発現調節機構

研究課題

研究課題/領域番号 12740412
研究機関筑波大学

研究代表者

森尾 貴広  筑波大学, 生物科学系, 助手 (10292509)

キーワード細胞性粘菌 / 細胞分化 / PKA / 挿入突然変異 / サプレッサー突然変異体
研究概要

ドミナントネガティブ型に改変したcAMP依存性プロテインキナーゼ(PKA)調節サブユニットを胞子あるいは柄細胞の前駆細胞(予定胞子細胞、予定柄細胞)で特異的に発現させるベクターを粘菌細胞に導入し、それぞれの細胞型への分化過程においてPKAを活性化できない変異株(以下それぞれをpsp-Rm,pst-Rm株と略記)を得た。これらを親株として外来DNAの導入による挿入突然変異法を用いてこれらの株の変異形質を快復するサプレッサー変異株の単離を試みた。現在までにpsp-Rm,pst-Rm株に外来DNA導入した形質転換株をそれぞれ約1000クローンをスクリーニングしたが、目的の変異株は未だ得られていない。psp-Rm,pst-Rm株は正常な子実体を形成できないため、当初顕微鏡による形態観察を変異株のスクリーニング指標に用いていたが、より多くの形質転換株をスクリーニングするために、プールした形質転換体をまとめて発生させ、これを界面活性剤処理して生き残ってくる胞子をサプレッサー変異株の候補として選抜する方法を検討し、確立した。現在この方法でのべ1000クローンの形質転換株のスクリーニングを行っている。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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