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2000 年度 実績報告書

スペクトル拡散の後に誤り訂正符号化を行うCDMA方式に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750326
研究機関名古屋大学

研究代表者

山里 敬也  名古屋大学, 情報メディア教育センター, 助教授 (20252265)

キーワードスペクトル拡散 / 誤り訂正符号 / SN補償 / インターリーバ / CDMA / 超低レート誤り訂正符号 / 組織的符号 / chip-by-chip coding
研究概要

検討する符号化CDMA方式では,スペクトル拡散を行った後に誤り訂正符号化を行う.このため,誤り訂正符号化器の入力では,符号空間が大幅に拡大され,このことにより大きな符号化利得が期待できる.しかしながら,これは,誤り訂正復号器での入力SNが拡散率の分だけ減少することになる.これを補償するために,図に示すようにSN補償回路を設けてある.この補償回路が,本方式の鍵となる.
本年度はこのSN補償回路について検討を行った.
具体的には,スペクトル拡散と符号化およびインターリーバを一体化して考えることでSN補償を行う.SNの補償を行うには,スペクトル逆拡散を行えば良い.しかしながら,検討を行う符号化CDMA方式では,符号化によって系列がランダム化され,うまく逆拡散ができない.しかし,インターリーバの規則性を利用することで,あたかも逆拡散を行うことができ,これによりSN補償ができることを確認した.
これらの成果の一部は,とりまとめて学会にて発表済である.また,一部未発表部分については,さらに検討をすすめて来年度以降順次報告予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] W.Z.Wang,T.Yamazato 他4人: "A New Diversity Reception and Decoding Scheme for Convolutional Encoded Signal"International Symposium on Information Theory and Its Applications.. 964-967 (2000)

  • [文献書誌] C.Zheng,T.Yamazato 他2人: "Correlation for Chip-by-Chip Turbo Coding Scheme on DS/SS Systems"IEICE General Conference. A-5-10. 146 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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