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2000 年度 実績報告書

砂地盤上の既設構造物に対する固化工法による液状化対策に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12750442
研究機関東京工業大学

研究代表者

高橋 章浩  東京工業大学, 大学院・理工学研究科, 助手 (40293047)

キーワード液状化 / 既設構造物 / 固化工法 / 地震 / 遠心模型実験
研究概要

初年度である平成12年度のは,実際に兵庫県南部地震で不等沈下を生じたタンクの被災事例から,その被害の特徴の抽出を行った.また実際に現場で行った固化剤注入試験ならびにそこからサンプリングした試料に対して行った強度試験結果についてまとめた.
実地盤での地盤の固化工法に近い条件で薬液注入した試料を用いて改良地盤材料の強度並びに変形特性を調べた.この試料の作成は既存のモールドで,24.5〜196kPaの有効鉛直応力を作用させた状態で薬液を注入することによって行った.実験では3軸圧縮・伸張試験により強度特性を,繰り返し三軸試験により改良土のG-γ,h-γ関係を調べることにより,改良土の変形特性を把握することができた.
改良地盤材料の変形特性と現行のタンク基部地盤の液状化判定法を参考に,遠心模型振動実験の実験条件を策定した.模型地盤の基本的な寸法はこれまで他の工法について検討したものと同様の条件とし,地盤改良深さ・幅,タンク荷重をパラメータとして条件を決定した.特に深さについては,現行の液状化判定で用いられるP_L値を基準に決定した.
来年度は,この計画に基づき,遠心模型実験を実施する予定である.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 溝口,竹村,高橋: "注入固化工法により地盤改良された砂地盤上のタンクの地震時挙動"第35回地盤工学研究発表会講演集. 2. 1669-1670 (2000)

  • [文献書誌] 竹村,溝口,高橋: "既設タンクの液状化対策としての注入固化工法の効果について"第35回地盤工学研究発表会講演集. 2. 1671-1672 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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