以下に示した(1)〜(3)の各試験を実施、最終的な目的である(4)の長期載荷試験を開始、現在測定中である。 (1)ヤング係数の測定と等級分け FFTアナライザを用いて縦振動法により全試験体のヤング係数の測定を実施。その結果をもとにJAS規格に準じて試験体を4段階に等級区分分けし、以下に続く各試験の供試体とした。 (2)保証荷重曲げ試験 各等級ごとに保証荷重値を定め試験を実施、同時に載荷中に発生するAEの計測を行った。結果、全体の約5%の試験体が破壊した。破壊しなかった試験体のうち、各等級毎にAE発生数が多かったものを選び、長期載荷試験用の試験体とした。 (3)静的曲げ破壊試験 (2)で破壊しなかった試験体、およびコントロール試験体の曲げ破壊試験を実施、保証荷重載荷の静的強度への影響の検討を行った。その結果、静的強度には影響が無いこと、保証荷重載荷時に大量のAEが発生した試験体については、低荷重で破壊すること等が明らかになった。 (4)長期載荷試験 (2)で選別した試験体およびコントロール試験体に対する長期載荷試験を開始、現在に到っている。
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