研究概要 |
1.WRN,BLM,RTSについて、正常ヒトcDNAより、特異的プライマーを用いてクローニングを行なった。それぞれの遺伝子につき、ストップコドンアッセイ用プラスミドpCI-HA(URA3)-2のマルチクローニングサイトに組み込みを施行したが、それぞれ全長を組み込んだ際に、酵毋のホモロガスリコンビネーション時の組み換えエラーによると思われるバックグラウンドの上昇が認められたためやむおえずWRN,BLM,RTSの全長でなく分割法によるアッセイに変更した。それぞれに共通するヘリカーゼドメインの部分を1回にアッセイできるよう組み換えを行ない、それ以外の部分を合わせ合計3分割することにより,各cDNAの全長をカバーし、感度と特異度の上昇を得た。 2.ジーンバンクに登録されたWRN,BLM異常遺伝子に関し、メガプライマー用を用いて、現在人為的なミュータントを作成中である。 1で示したアッセイ法を用いて、そのミュータントの検出感度、特異度に関してさらに検討するとともに、患者サンプルを用いた遺伝子診断の基礎実験を行なう。
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