研究概要 |
正常皮膚線維芽細胞はTGFβ,IL-13刺激にてコラーゲン合成が蛋白レベル、mRNAレベルにて促進され、IL-10刺激にて抑制された。強皮症皮膚線維芽細胞では、TGFβ,IL-10刺激によりコラーゲン合成に変化がなく、これらのサイトカインに対する反応性が低下していた. 転写因子Sp1,Sp3の蛋白、mRNA発現量は正常線維芽細胞と強皮症線維芽細胞で差はなく、TGFβ,IL-10存在下で変化しなかった. 転写因子Smad2,Smad3,Smad4の発現量は正常線維芽細胞と強皮症線維芽細胞で差はなかったが、Smad7は強皮症線維芽細胞で発現が亢進していた.
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