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2000 年度 実績報告書

男性ホルモン及び抗男性ホルモンの培養脂腺細胞に及ぼず影響についての研究

研究課題

研究課題/領域番号 12770463
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

中田 良子  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (20256423)

キーワード皮脂腺培養 / 男性ホルモン
研究概要

1.ハムスターの皮脂腺の組織片培養
5週齢の雄性ゴールデンハムスターの耳介部より採取した皮膚を細切りし,2.4U/mlディスパーゼ(合同酒精,東京)に4℃,14時間静置後,鑷子にて表皮を剥離し,皮脂腺の残った真皮より実体顕微鏡下で皮脂腺を単離する.こうして得られた皮脂腺をマイトマイシンC(Sigma)で処理した3T3細胞による支持細胞を用いて37℃,5%CO_2の条件下で培養する.
2.培養脂腺細胞の継代培養
3T3細胞を0.02%EDTA溶液を用いて除去した後,ほぼコンフルエントになった培養脂腺細胞を,0.02%トリプシンと0.02%EDTA溶液を用いてシャーレより剥離し,3T3細胞による支持細胞層を用いて,37℃,5%のCO_2の条件下で培養した.
3.培養脂腺細胞の増殖に対するT,DHT,DHEA-Sの影響
培養脂腺細胞を各35mmシャーレ(Falcon)に4×10^4個ずつ分注し,脂腺細胞培地を用いて37℃,5%CO_2の条件下で2日間静置培養する.その後10^<-12>〜10^<-5>-M T,DHT,DHEA-Sを含む脂腺細胞培地に交換し,37℃,5%CO_2で6日間静置培養する.
現在1,2の皮脂腺の組織片培養及び継代培養までの手技の獲得は一応可能になったが,皮脂腺のみを単離する手技は難しく、更に培養でもコンタミネーションも起こしやすいため、量的に多種類のホルモンの影響を調べるまで確保することは,現時点で出来ていない.現在3のホルモンの影響について検討中であり,今後個々のホルモンを投与後の細胞増殖の測定を行う予定である.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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