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2000 年度 実績報告書

MRI透視下における局所注入薬剤の経時的モニターのための基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12770477
研究機関東京大学

研究代表者

林 直人  東京大学, 医学部・附属病院, 講師 (10261992)

キーワードMRI透視 / 造影剤 / 薬物濃度
研究概要

1 MRI用造影剤濃度と薬剤濃度の動態の検討
実験モデル作成中でまだ成果は出ていない.
2 低磁場MRI装置の透視シーケンスの開発
予定よりも早く低磁場臨床MRI装置が導入されたので来年度の研究予定であった透視用シーケンスの開発を繰り上げて行った.透視用のシーケンスとしてはsteady state free precessionのechoによるT2強調画像とHalf fourier fast spin echoによるT2強調画像、spoiled GRASSによるT1強調画像を検討した.空間分解能をおよびSN比を犠牲にして、いずれのシーケンスでも4秒に1画像という最低線の表示速度を達成できた.ファントムおよび正常ボランティアの撮像でHalf fourier fast spin echo法によるT2強調画像はSN比が不十分であった.steady state free precessionのechoによるT2強調画像およびspoiled GRASSによるT1強調画像は相対的にSN比が高く、これらの時間分解能、空間分解能、コントラストの最適化を症例で行って臨床使用に耐えるかどうかを検討することとした.
3 症例における透視シーケンスの評価(一部のみ)
MRI透視下の穿刺針の描出についてsteady state free precessionのechoによるT2強調画像およびspoiled GRASSによるT1強調画像の描出能を0.3T低磁場MRI装置にて検討した.いずれのシーケンスでも高磁場MRI用穿刺針は描出不良、通常ステンレス針はアーチファクトが大きすぎて透視下操作不能、0.2T用穿刺針はアーチファクトが大きいものの透視下操作は可能であった.
今後、造影剤及び薬剤注入のMRI透視下の描出能の検討と動物モデルによる濃度推定精度検討を行う予定である.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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