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2000 年度 実績報告書

胎児期に肝細胞移植を施行した特定ドナーに対する免疫寛容の導入に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12770665
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

渡辺 稔彦  慶應義塾大学, 医学部, 助手 (50306734)

キーワードin utero transplantation / 胎児肝細胞 / chimerism / 臓器移植 / 免疫寛容
研究概要

ラットにおけるin utero fetal liver cell innoculationモデル
1. Fetal liver cellの採取
6匹の妊娠18日目のACIラット(RT1a)より合計42胎仔肝を摘出した。これをhomogenizeし、PBSにて洗浄後、1xl0^7fetal liver cell suspensionを得た.
Viable cellの確認にはトリパンブルー染色による鏡検法を用いた.viable cellの全fetal liver cellに対する割合は当初は48%であったが、手技の上達により、70%〜75%となった
2. Fetal liver cellのinnoculation:
妊娠18日目のLewisラット(n=6,No1〜6)の胎仔にACI fetal liver cellを腹腔内注入(200μl/body)し、術後は出産にいたるまで慎重に管理した。No.1、2は翌日母体死亡。No.3は胎仔死亡(妊娠20日目)であった。これらは麻酔および細胞注入の際の技術的な失敗であったNo4,5,6でそれぞれ3,7,3匹の出産が認められた.胎仔数はそれぞれ6,8,7匹であり、この3例の堕胎率は平均33%(12〜57%)であった。
3. Chimerismの検討:
No.4の新生ラットは生後4日目に、No.5の新生ラットは生後9日目に死亡したため、末梢血採取は行えなかった。No.6の新生ラット3匹は生後4日目の時点で犠牲死させ、末梢血を採取した。赤血球除去後、FITC標識された抗ラットRT1a抗体を用いて、FACSscanを行いdonor phenotypeの発現に関する検討をおこなったが、得られた検体からは明らかなdonor phenotypeは検出されなかった。しかし、検討例数は少なく、現在Nを増やして検討を続けている.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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