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2000 年度 実績報告書

磁場誘導方式による腫瘍位置探査システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 12770689
研究機関京都府立医科大学

研究代表者

島田 順一  京都府立医科大学, 医学部, 助手 (60315942)

キーワード磁場 / 磁性体 / 位置情報 / 手術 / ナビゲーション / センサ / 逆問題
研究概要

腫瘍の周辺に留置した、磁性体からの磁場信号を感知して、その位置を特定するシステムの開発を開始した。磁場による位置逆問題解析プログラムについては、平成11年度京都大学VBL若手研究助成金をえて、すでにWindows98上で、1プロセス80秒で演算するプログラム開発は済んでいる。そこで、研究のはじめのハードルとなる、磁場センサ自体の開発を住友特殊金属株式会社 研究開発部 川上誠氏、広沢哲氏の研究協力をえて開始した。新素材の軟磁性体を採用することで、磁場の感度を1mGレベルで精確に感知でき、かつ消費電力は従来のわずか3%しか消費しない省エネルギーのセンサを開発できた。本成果は、平成13年1月12日日経産業新聞朝刊一面に掲載、紹介され、すでに、車の位置情報システム用に応用が進んでいる。現在、開発したセンサを3次元方向にマウントし、お互いの磁場検出感度に影響が出ないような条件の検討をすすめ、手術ナビゲーションに必要な、体内での3次元的な位置情報の検出特性の検討を進めている。
平成13年度には、1)センサ情報から位置情報への変換プログラムの開発、2)臨床手術への応用の検討を視野にいれて進める。
平成12年度は、本研究について、1)ドイツハノーバーでの世界ハイテク医学会議での発表と英文Proceedingと、2)国の大学技術移転法にしたがって、関西TLO(株)から、特許出願をしており、本研究については企業への技術移転を予定している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] J.Shimada: "Novel Surgical Micro-Tumor Tracking System for Lung Tumors"New Aspects of High Technology in Medicine. 197-201 (2000)

  • [文献書誌] 島田順一(発明者): "体内位置検知システム"出願人 関西TLO(株)特願2000-307668.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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