本研究課題において、私達が明らかにしてきたことを列記する。 平成12年度の研究内容、結果の基づき平成13年度はmicroelectrodeを使用しさまざまな低血糖状態(3mMから6mM)において成獣雄ラット(250g〜400g)の脳細胞におけるextracellular potassium ion concentrationを測定した結果低血糖状態の程度依存性に増加を認めた.さらに成獣雄ラットから低血糖状態の脳血管を抽出しRT-PCR法を用いてglibeclamide sensitiveのATP-sensitive-potassium-channelsの脳血管平滑筋の局在分布を調べた結果脳血管平滑筋にてK_<ATP>の存在が確認された。「in-situ hybridization等の免疫組織学的手法も含め検討し同様の結果を得た。KATPのサブファミリーの同定については現在も引き続き解析中である。
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