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2001 年度 実績報告書

PKC特異的阻害剤誘導アポトーシスにおけるミトコンドリアの関与について

研究課題

研究課題/領域番号 12770772
研究機関兵庫医科大学

研究代表者

池本 秀康  兵庫医科大学, 医学部, 助手 (30278824)

キーワードPKC阻害剤 / アポトーシス / グリオーマ / ミトコンドリア / Bax
研究概要

PKC特異的阻害剤(カルホスチンC)によって誘導されるグリオーマ細胞のアポトーシスについて(特にそのミトコンドリアでの影響に関して)次の諸点を検討した。
1、ミトコンドリア内膜は、低分子に対する透過性が変わり、膜電位が急激に低下することがあり、これはPTポアーの開閉による。恒常的にPTポアーが開いていると細胞死となるが、免疫抑制薬シクロスポリンA、アデニンヌクレオチドトランスロケター阻害薬ボンクレキン酸はPTポアーを閉じさせる。グリオーマ細胞では、PKC特異的阻害剤誘導アポトーシスに対するシクロスポリンA、ボンクレキン酸の阻害効果はほとんど認められなかった。
2、フローサイトメトリー法を用いてカルホスチンC作用時に認められたミトコンドリアのtransmembrane potentialの低下に対するz-VAD.fmk、オリゴマイシンの阻害効果を調べたところ、オリゴマイシンは濃度依存的にtransmembrane potentialの低下を阻害したが、z-VAD.fmkは阻害しなかった。
3、カルホスチンC作用によりミトコンドリアのATP産生能低下を認めたが、オリゴマイシンはその低下を抑制した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Ikemoto H: "Calphostin C-mediated translocation and integration of Bax into mitochondria induces cytochrome c release before mitochondrial dysfunction"Cell Death Differ. 7. 511-520 (2000)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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