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2000 年度 実績報告書

侵害刺激受容体チャネルに対する全身麻酔薬の影響に関する分子生物学的研究

研究課題

研究課題/領域番号 12770816
研究機関京都大学

研究代表者

古谷 秀勝  京都大学, 医学研究科, 助手 (60293974)

キーワード侵害刺激受容体 / 全身麻酔薬 / 疼痛 / 電気生理
研究概要

侵害刺激が疼痛として認識されるまでの過程は複雑である。その第一段階として、末梢において刺激を電気信号に変換すると考えられる分子が存在する。その候補として発痛物質であるカプサイシンに反応する受容体(vanilloid receptor-1,VR1)とVR1に類似したアミノ配列をもつ受容体(VRL1)が発見され分子がクローニングされ、一次構造が決定された。これらの分子は受容体として働き、またイオンチャネルの構造を内在しており、熱刺激、発痛物質、化学刺激により活性化され、イオン電流を流すことがわかった。
本年度は
1)VR1、VRL-1のcDNAをベクターに組み込み、これを鋳型として安定したcRNAを合成した。
2)アフリカツメガエル卵母細胞にVR1あるいはVRL1のcRNAを注入し、VR1、VRL1を発現させた。
3)熱刺激、カプサイシン刺激、pH変化による刺激に対するカルシウム電流への各種濃度の麻酔薬の影響を2電極ボルテージクランプ法により電気生理学的に検討する。
現在のところ明らかな結果を得られていない。これは熱刺激、pH変化の時の電気生理学的実験の安定性が不十分であると考えており現在検討中である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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