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2001 年度 実績報告書

ブタ-ヒト間におけるNK細胞依存性細胞性拒絶反応の阻止

研究課題

研究課題/領域番号 12770884
研究機関藤田保健衛生大学

研究代表者

佐々木 ひと美  藤田保健衛生大学, 医学部, 助手 (00319261)

キーワード異種移植 / NK細胞 / HLA-G,-E / サイトカイン
研究概要

ブタ-ヒト間における異種移植での細胞性拒絶反応を抑制するため、ヒトnon-classical HLAを用いた。HLA-G及びHLA-Eをブタ血管内皮細胞上に強制発現させることによりヒトNK cellからの細胞障害を抑制することが出来た。(1999 J of Immunology)
ヒトリンパ球がtarget cellであるブタ血管内皮細胞により活性化される際に萠出されるのはTh1サイトカインが優位であった。これは2000年アメリカ移植学会で報告している。
このサイトカイン分泌にもNK cellの活性が大きく関与していることを証明するためにNK cellを除いたリンパ球を用いElisa法を用いたサイトカインアッセイを行った。結果はやはりNK cellを除いたリンパ球でのサイトカイン量の減少が認められた。次いでサイトカインの放出を抑制することによりT cellの増殖を抑制することが可能かを検討した。この際HLA-G及びHLA-Eを発現させたブタ血管内皮細胞とリンパ球のリンパ球幼若化試験を行った。HLA-Gを発現させたtarget cellではT cellの増殖が抑制されることが証明された。さらに追試重ね、アメリカ移植学会での発表を予定している。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Sasaki H.: "HLA-E and HLA-G Expression on Porcine Endothelial Cells Inhibit Xenoreactive Human NK Cells Through CD94/NKG2-Dependent and -Independent Pathway"J.immunol. 163(11). 6301-6305 (1999)

  • [文献書誌] Sasaki H.: "HLA-G expression protects porcine endothelial cells against natural killer cell-mediated xenogeneic cytotoxicity"Transplantation. 67(1). 31-37 (1999)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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