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2000 年度 実績報告書

環境ホルモンのアレルギー性鼻炎に及ぼす影響

研究課題

研究課題/領域番号 12770944
研究機関山形大学

研究代表者

太田 伸男  山形大学, 医学部, 助手 (20282212)

キーワード環境ホルモン / アレルギー性鼻炎
研究概要

ダイオキシン等の環境ホルモンの急性毒性に関しては報告されているが、低濃度のダイオキシンに長時間暴露された場合の影響についての検討はなされていない。特に、ダイオキシンの好中球に及ぼす影響についての検討は皆無である。近年、共焦点レーザー顕微鏡を用いることによって、好中球の鼻粘膜への遊走及び局所での活性化の機序について単離細胞レベルで解析することが可能となった。本研究では、好中球が低濃度の環境ホルモンに長時間暴露された場合の好酸球の生存率及び機能について検討することが目的である
低濃度のダイオキシンと好中球を混合培養した後、接着分子の発現を検討したところ、ダイオキシンによってCD11bの発現は上昇し、セレクチンの発現が減少した。これら結果は、ダイオキシンが好中球の接着分子の発現を変化させることによって炎症反応と組織障害を促進し、アレルギー反応を遷延化させる可能性を示唆するものと考えられた。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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