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好酸球と呼吸上皮細胞との相互作用についての報告が最近なされている。それらのなかで好酸球表面上のβ1およびβ2インテグリンを介した接着が重要であることが示唆されている。このような接着分子を介した相互作用によって呼吸上皮の障害がおこる可能性も報告されている。今回の研究は培養した鼻腔上皮細胞を用いて好酸球との接着分子を介した相互作用、さらには好酸球細胞内イベントをより詳細に調べることを目的としている。これまで、手術的に採取した鼻粘膜から上皮細胞の培養を行っており、培養上皮細胞の同定を免疫染色で行った。引き続き、患者より分離した好酸球と上皮細胞の接着アッセイを行っている。抗体を用いた中和実験により接着様式を確認すると同時に、将来的には各種サイトカイン刺激による好酸球細胞内のシグナル伝達に及ぼす影響についても検討する予定である。
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