1.実験動物としてラットを用い、直径2.4mmのトレパンとメスを用いて円形の角膜上皮欠損を作成。動物を創作成直後、15、30、60、90、120、180分後に屠殺。角膜創傷治癒過程における、細胞性癌遺伝子のc-fos、fosBCjun、junB、junDなどのタンパク、mRNAを免疫組織化学、免疫電顕、in situ hybridizationの手抜を用いて検討した。 2.1と同様に角膜創を作成し、EGF、TGFβ等の薬剤を添加した培養液中で眼球を器官培養し、これらの薬剤が角膜創傷治癒に及ぼす影響と細胞性癌遺伝子との関係を検討した。 3.実験動物として、薬剤投与で作成したインスリン依存性糖尿病モデル動物であるラット、インスリン非依存性糖尿病モデル動物であるOtsuka ong evans Tokushima fatty(OLETF)ラット及び、Long evans Tokushima Otsuka(LETO)ラットを用い、1、2と同様の実験を行い糖尿病が角膜創傷治癒に及ぼす、影響と、細胞性癌遺伝子との関係を検討した。
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