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2000 年度 実績報告書

口腔扁平上皮癌患者の放射線治療によるTh1/Th2バランスの変化について

研究課題

研究課題/領域番号 12771134
研究機関日本歯科大学

研究代表者

佐藤 太吾  日本歯科大学, 歯学部, 講師 (80297952)

キーワード扁平上皮癌 / 放射線治療 / 細胞内サイトカイン / Th1 / Th2バランス
研究概要

口腔扁平上皮癌患者の放射線治療前、放射線治療後、手術前の3時期の細胞内サイトカインおよび血清サイトカイン量によるTh1/Th2バランスについて比較、検討することを目的としている。なお、最終的な目標としている症例数は扁平上皮癌30症例、健常者の対照群30症例としている。
しかしながら、現在までのところ、口腔扁平上皮癌患者は2症例、健常者の対照群は15症例であるため、新しい知見は得られていない。健常者15症例の結果は以下の通りである。
1)リンパ球数:1923.1(±594.3)cells/μl
2)CD4陽性T細胞:41.6(±8.5)%
3)CD8陽性T細胞:16.8(±7.9)%
4)Th0細胞:75.9(±10.6)%
5)Th1細胞:20.9(±9.7)%
6)Th2細胞:2.2(±1.2)%
7)Th3細胞:1.0(±0.5)%
8)Tc0細胞:29.4(±14.8)%
9)Tc1細胞:67.6(±15.1)%
10)Tc2細胞:1.8(±1.4)%
11)Tc3細胞:1.3(±0.6)%
今後、さらに症例を増やし、Th細胞およびTc細胞の亜分画の絶対数や血清サイトカインなども測定する。また、発生母地および腫瘍局所の肉眼的所見、TNM分類、予後などさまざまな面から検討し、免疫学的状態の把握、予後の推定、Th1/Th2バランスの調節による免疫療法との併用などとの関連性について考察していく予定である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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