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2000 年度 実績報告書

歯髄組織における骨芽細胞特異的転写因子Cbfa 1の発現と調節

研究課題

研究課題/領域番号 12771144
研究機関徳島大学

研究代表者

二宮 雅美  徳島大学, 歯学部, 助手 (10291494)

キーワード歯髄細胞 / オステオポンティン / Cbfa-1
研究概要

歯髄組織中の未分化間葉系細胞は、修復象牙質や歯髄結石の形成に関与していると考えられており、さらに培養歯髄細胞が、骨代謝に関与する基質蛋白であるオステオカルシン(OCN)、オステオポンティン(OPN)、オステオネクチン(ON)などを合成分泌することも報告されている。一方、Cbfa-1(Core binding factor-α1)は、骨形成および骨芽細胞の分化に必須の転写因子であり、OCN、OPNの発現制御因子である。我々が使用している株化ラット歯髄細胞(RPC-C2A)は、培養日数に従い分化し、アルカリフォスファターゼ活性が上昇する。さらにNorthern hybridizationやWestern hybridizationによりOPNを合成分泌していることも既に報告している。RPC-C2Aを5,10,15,20,25,30日間培養し、それぞれTotal RNAを抽出し、RT-PCRとNorthern hybridizationにより、培養の経時的変化に伴うCbfa-1、OCN、OPNの発現を調べた。その結果、RT-PCRではラット骨肉腫細胞ROS17/2.8をpositive controlとし、Cbfa-1の発現が確認された。しかしOCNに関しては、RT-PCRとNorthern hybridizationともにその発現を確認できなかった。現在Northern hybridizationによりCbfa-1の発現を確認中であり、今後Cbfa-1に影響を及ぼすとされているBone Morphogenetic Protein-4(BMP-4)を培養細胞に添加し、BMP-4とCbfa-1、OPNの関係をmRNAと蛋白レベルで追求していく予定である。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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