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2000 年度 実績報告書

口腔扁平上皮癌における原発巣周囲の微小浸潤細胞の検出

研究課題

研究課題/領域番号 12771232
研究機関九州歯科大学

研究代表者

山下 善弘  九州歯科大学, 歯学部, 助手 (30254634)

キーワード口腔扁平上皮癌 / 微小浸潤癌細胞 / PCR / 組織学的悪性度 / サイトケラチン
研究概要

口腔扁平上皮癌患者の生検材料についてJacobssonら(1978)の組織学的悪性度分類を一部改変し,(浸潤型,浸潤傾向,壊死傾向,炎症性細胞浸潤,脈管侵襲,分化度)について分類.その中でも舌浸潤癌についてまとめ,学会誌に報告した.それによりび漫性の浸潤傾向を示す,腫瘍では腫瘍径にかかわらず,高い頚部リンパ節転移が認められ,予後とも相関が認められた.
また,手術時の摘出標本のsurgical margin部について全周にわたり1-2mm幅にて数ヵ所切除し,採取後ただちに一部を-80℃で凍結保存.原発巣の腫瘍中心部について各種のcytokeratin(CK)における免疫染色を行ない,扁平上皮癌における各種CKの染色性を観察した.また,分化度との関連性についても検討を行なった.その結果,CKs7,8,17,18は染色性を示さず,CKs10,13,19は腫瘍の分化度に関連なく高い染色性が認められた.このことより今後の原発巣周囲の微小浸潤癌細胞のPolymerase chain reaction(PCR)法を用いた検出には腫瘍マーカーとしてCKs10,13,19が有用である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yamashita Yoshihiro: "Histological grading of malignancy in squamous cell carcinoma of the tongue related to the clinical evaluation."The asian journal of oral and maxillofacial surgery. 12・2. 161-167 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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