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2000 年度 実績報告書

ビジェアルシミュレーションによる小児の咬合,顎機能分析に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12771281
研究機関広島大学

研究代表者

海原 康孝  広島大学, 歯学部・附属病院, 助手 (60274106)

キーワード顎運動 / 顔面 / 歯列 / シミュレーション / 小児 / 画像
研究概要

小児歯科臨床において,成長発達に伴う顎・顔面・歯列の変化や成長様式の予測や認識および顎機能の推移を三次元的に分析,把握することは重要である。
小児の顎・顔面・歯列の成長発育に関しては,小児歯科領域では様々な分析システムが開発され,研究がなされてきたが,今だに明らかにされていない。また成長発育を調査するためには,全ての年齢や発育段階を,画一的な手法により分析でき,かつ資料の採取およびデータ処理が容易であるシステムが必要であると考えられるが,それを満たすシステムも殆ど見られなかった。
しかし,近年のコンピュータならびにデジタル機器の発達により,一般的なデジタルカメラやデジタルビデオカメラによる静止画像および動画の入力や画像の合成が可能になった。さらに,これらのデジタル機器は,入力が容易で携帯可能であるため,診療室やフィールドワークなどでも使用可能であり,大量のデータのサンプリングを行うことができる。
そこで,本年度は,非接触で小児に負荷を与えないデジタルカメラおよびビデオカメラを画像入力装置とした顎顔面,歯列,咬合等の形態および顎運動の分析を行うシステムの構築のための設備を整えた。現在,画像処理を応用した成長パターンの予測や治療前後の顎顔面,咬合,顎運動等の変化の分析,歯列弓と顎運動のデータのマッチングなど様々なビジュアルシミュレーション行うためのシステム構築を試みている段階である。今後はシステムの再現性の検討ならびにシミュレーションを行うための必要である標準的な成長発育による顎,顔面,歯列の形態変化および顎運動の推移に関するデータを等を採取,蓄積していき,成長予測に関するシミュレーションなど新たな小児歯科診断法として臨床応用実現をめざす予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 海原康孝 他1名: "顎・顔面・歯列の三次元計測システム その2 歯列模型の三次元計測"小児歯科臨床. 5・12. 73-80 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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