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2000 年度 実績報告書

障害者に対する運動,レクリエーション,スポーツプログラムの提供モデルに関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780046
研究機関日本福祉大学

研究代表者

藤田 紀昭  日本福祉大学, 社会福祉学部, 助教授 (40199344)

キーワード障害者施設 / 肢体不自由者 / スポーツ / 運動 / レクリエーション / 指導者 / 人的資源
研究概要

全国300箇所の肢体不自由者施設にアンケートを郵送し,施設で行われている運動,スポーツ,レクリエーションの実態調査を行なった.回収数は208,回収率は69.3%であった.調査の結果以下のことが明らかになった.
1.施設の年間行事として運動やスポーツのプログラムを実施しているところは全体の約3分の2あった.その内容としては,施設独自の運動会や県などの障害者スポーツ大会への参加,ゴロバレー大会,ボッチャ大会,電動車いすサッカー大会など各種目大会への参加が主だったものであった.
2.年間行事としてのスポーツの目的としては,施設利用者の楽しみや,親睦を図ることしているところが多かった.こうした行事で苦労している点として,介助者等ボランティアの確保,利用者の移動手段の確保、多様なニ-ズの利用者への対応があげられる.
3.行事への参加をしていない施設の理由としては利用者のニ-ズがないこと,場所,時間,人の余裕がないことなどがあげられた.
4.定期的運動・スポーツプログラムを取り入れている施設は約46%で,利用者の健康やQOLの維持,向上を目的としているところが多かった.
5.定期的運動・スポーツプログラムを行っていない理由としては場所,時間,人の余裕がないこと,利用者が重度のためできる種目がないことなどがあげられた.
また,施設の視察の結果,運動やスポーツの取り組みの盛んなところは施設職員にそうした事に関心のある人材があること,運動の場所等が確保しやすいことが明らかになった.

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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