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2000 年度 実績報告書

東アフリカ高地農村における親族の社会空間的ネットワークを通した生業連関の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780052
研究機関東北大学

研究代表者

上田 元  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10241514)

キーワード生業 / 乳牛飼養 / 親族ネットワーク / 農村零細企業 / 東アフリカ
研究概要

1 タンザニア・メル山南麓部を含む1984年のLandsat衛星データを用いて植生被覆の状態を分析した。これを新たに入手した2000年のSPOT衛星データと比較し、またこれらを地形図および空中写真と対応させつつ対象地域の地理情報システムとして統合する作業を進めつつある。2 ケニア・セントラル州およびリフトバレー州の高地帯の農村において実施を計画している世帯労働力配分と都市-農村関係の調査に対してケニア政府から許可を受けるためにケニアに1週間程度滞在し、ナイロビ大学、都市・地域計画学部のスタッフと研究打ち合わせを行うと同時に、調査候補地の視察、および関連資料の収集を行った。なお、この渡航は、2000年上半期に現地で発生した旱魃、水・電力不足の問題を避けるために、当初の予定を変更して、2001年2月になされた。3 当初の予定では、ケニア渡航ののちに連続してタンザニアに赴き、メル山南麓の集落群における人口移動と生業連関について継続調査を再開することとしていたが、上記の理由により渡航時期が年度末にずれ込み十分な渡航期間をとることができなかったため、本奨励研究(A)補助金によるタンザニア調査は本年度については断念せざるを得なかった。しかし、報告者が研究分担者となっている基盤研究(A)「アフリカの農村貧困問題に関する社会経済史的研究」(課題番号12372005)により2000年夏に現地に赴いた際、本奨励研究(A)補助金による図書資料収集を行いえた(この資料と基盤研究(A)による調査に基づいて、メル山南山腹における乳牛飼養が牛乳家内加工と前方連関する諸条件と、そこにおける性的分業、集落連関、親族ネットワークの役割について明らかにした。成果は論文として本年度末に刊行される予定である)。4 2001年2月、ケニアからの復路に、ロンドンにおいて東アフリカおよび農村社会関連図書の収集に当たった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 上田元: "タンザニアの経済自由化と農村零細企業の形成過程-メル人社会における乳牛飼養と牛乳家内加工"高根務編『アフリカの政治経済変動と農村社会』(研究双書)第8章. (未定)(印刷中). (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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