研究概要 |
以下の研究課題1から3までの基礎的資料の調査・整理を行い考察を加えた。その一部を著書、美術科教育学会誌、学内学長裁量費(教育改革・改善プロジェクト経費)研究報告書などに発表した。 1,研究課題1 明治期から第2次世界大戦までにおける教師の実践「規範」の変遷 2,研究課題2 第2次世界大戦後50年における教師の実践「規範」の変遷 (1)課題1,2ともに、山形寛氏、上野浩道氏、金子一夫氏らの先行研究を参照した上で、 ・近代日本美術教育史関係の図書(教科書、教科書作成者の著書)の収集・調査 ・国立国会図書館、各地の教育研究所での教育実践資料の収集・調査を行い、基礎資料を作成した。そして、その概略を著書で発表した。 (2)本学大学院現職教員入学者や研究サークルに所属する現役教育実践者などへの面接調査を行い、1980年以降の意識をさぐり、基礎資料を作成した。 (3)上記の(1),(2)をふまえ、美術教育実践における「規範」意識の構造化をはかり、学会誌に発表した。 3,研究課題3 本学大学院の現職教員、公立学校教員に対して、実践「規範」の意識と授業調査 研究課題2の(2)の面接調査と関連させ、ビデオカメラを用いてその教師の授業記録撮りを行った。 次年度、本格的に取り組む現役教師の<意識と行動>考察の基盤をつくった。
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