以下の口頭発表を行った。 1「音声の母語別の研究はどう役立つか」第15回日本語教育方法研究会. 2「実践的な音声教育に必要な能力を養成するためのプログラム実践の試み」2000年度日本語教育学会秋季大会. 3「自己モニターを利用した音声教育のシラバス作り」第16回日本語教育方法研究会. 1では、音声教育の基礎研究として主流になっていると思われる、日本語学習者が発話した日本語音声の誤用を分析し、その原因を解明するという研究方法が必ずしも基礎研究としての役割を果たしていないことを述べた。 2では、実際の音声教授能力の養成を目的とした講座についての実践報告と課題などについて述べた。 3では、特に単音に関する具体的な教育方法とそれを具現化するための教材について述べた。 また、OPIにより、日本語学習者が発話した日本語音声のデータベースを作成中である。これは日本語音声教授能力の基礎となる、音声に関する知識を教授する際の材料となる。今後、これを試用していく予定である。 また、現在、研究代表者が作成に携わっている音声教育教材を使用する際、どのような知識・能力が必要であるかをピックアップしている。
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