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2000 年度 実績報告書

プログラム運算システムの設計および実現に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12780187
研究機関東京大学

研究代表者

胡 振江  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (50292769)

キーワードプログラム変換 / アルゴリズムの導出 / プログラミング環境 / プログラム運算 / 関数プログラミング / 並列化 / 変換の構造化 / プログラミング代数
研究概要

平成12年度には、プログラム運算システムの理論的基盤の設計を中心に研究を行った。特に、Allegoryの概念を用いてプログラム変換を構造化する一般的な理論の構築と、逐次プログラムを並列化するための変換を構造化する具体的なケーススタディを行った。
また、変換モジュールの効率的な統合に関する研究を行ない、個々の変換モジュールの適用順序を考慮して組み合わせることにより、それぞれの変換を効果的に機能させる方法を検討し、実際に、現在のHYLO運算システムの上で実験を行って改良を行なった。
さらに、プログラム変換過程を自由に編集でき、変換を対話的に行なうための実験環境(銀杏システム)をEmacs上で実現してみた。銀杏システムは、プログラム変換の創造的な部分と機械的な部分の両方を支援し、ユーザのプログラム変換によるプログラム開発を支援することができる。その特徴を挙げると、
・対話的なプログラム変換環境
・新たな変換規則発見のための対話的環境
・変換プロセスの記述と再利用
というようになる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 尾上能之,胡振江,岩崎英哉,武市正人: "プログラム融合変換の実用的有効性の検証"コンピュータソフトウエア. 17・3. 81-85 (2000)

  • [文献書誌] 篠埜功,胡振江,武市正人: "グラフの探索関数の再帰的定義と変換"コンピュータソフトウエア. 17・3. 2-19 (2000)

  • [文献書誌] Z.Hu,W.N.Chin,M.Takeichi: "Calculating a New Data Mining Algorithm for Market Basket Analysis"Lecture Notes in Computer Science. 1753. 168-184 (2000)

  • [文献書誌] W.N.Chin,S.C.Khoo,Z.Hu,M.Takeichi: "Deriving Parallel Codes via Invariants"Lecture Notes in Computer Science. 1824. 75-94 (2000)

  • [文献書誌] L.Song,Y.Futamura,R.Glueck,Z.Hu: "Loop Quasi-Invariance Code Motion"IEICE Transactions on Information and Systems. E83-D・10. 1841-1850 (2000)

  • [文献書誌] 岩崎英哉,胡振江,武市正人: "逐次的組化と融合による関数プログラムの最適化"コンピュータソフトウエア. 18・1. 46-59 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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