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2000 年度 実績報告書

時空間データベースのモデル化手法と質問処理及び視覚化の実現技術

研究課題

研究課題/領域番号 12780202
研究機関横浜国立大学

研究代表者

富井 尚志  横浜国立大学, 工学部, 助手 (40313473)

キーワード時空間データベース / マルチメディアデータベース / 時空間モデリング / メディア解析 / データベース高度応用
研究概要

本研究では、個々の空間オブジェクトの形状や動きのデータとオブジェクトに付加された意味や情報を、「メディエータ」によって仲介し、スキーマ化することで、時空間のインデックス手法の確立をはかった。
本年度の成果として、次の3点を挙げることができる。
1.多視点映像環境を対象としたメディエータモデリングの実現
2.仮想CG環境を対象としたメディエータモデリングの実現
3.これらのモデリング手法に基づく高度応用事例の研究
1.については、Hub-Mediator-Marker-Mediaという4レベルの情報のモデル化を行った。Hubとはあるオブジェクト群の共通情報を表すもので、いわばオブジェクト群のスキーマの役割を果たす。MediatorとはHubと個々の事例・事象との直積の要素であり、Hubで示された規格によって記述された個別情報を少ないデータで表現する。この要素が時空間データベースを構築するための本質的な要素となる。これに対して、多視点映像のメディアデータのどの位置にMediatorが現われているかを示す要素がMarkerで、MediatorとMediaとの直積要素となる。この手法を、3.と関連させて、サッカー映像に対して適用した事例について映像情報メディア学会画像情報システム研究会で報告した。
2.については、高速ネットワークグラフィックス表示装置をもちいて、メディエータをそのままCGとして再現し、ネットワーク上で再構築する手法の提案と実装評価を行った。特に3.と関連して、遠隔仮想水族館を想定し、魚の形状と泳法のメディエータ構築を行った。またこの件について、データ工学ワークショップで発表を行った。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 富井尚志,坂木和則,四十物裕司,鬼束郷,有澤博: "時空間データベースコンセプトに基づくサッカー映像のモデリングと解析手法"映像情報メディア学会技術報告. Vol.25 No.24. 27-32 (2001)

  • [文献書誌] 川口琢也,青木健浩,富井尚志,有澤博: "高速ネットワークグラフィックス表示装置を用いた遠隔仮想水族館の実現手法"電子情報通信学会データ工学研究専門委員会主催第12回データ工学ワークショップ(DEWS2001)論文集. (掲載予定). 1B-5 (2001)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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