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2001 年度 実績報告書

半数体精子細胞の分裂を調節するSer/Thrキナーゼ遺伝子haspinの解析

研究課題

研究課題/領域番号 12780555
研究機関大阪大学

研究代表者

田中 宏光  大阪大学, 微生物病研究所, 助手 (10263310)

キーワードTestis / haploid / Germ Cell / haspin / Cell Cycle / Arrest / human / Intronless
研究概要

生殖細胞に特異的な現象を理解するために、精細胞特異的に発現する遺伝子を系統的にクローニング解析してきた。具体的には、正常マウス精巣のcDNAライブラリーから精細胞欠失マウス(W/Wv)精巣cDNAライブラリーを差し引くサブトラクション法により、精細胞特異的遺伝子をクローニングした(FEBS. Lett.,1994)。
その中の新規遺伝子haspinは、分子量84KDa, pI8.4のタンパク質をコードし、ロイシンジッパー、核移行シグナル、塩基性領域、プロテインカイネースカタリティックドメインの一部(I, II, III)をもつ。ノーザンブロッテング法、ウエスタンブロッテング法等により精子細胞特異的発現と、精子細胞核での局在が明かとなった。又、精巣の抽出画分を用いた免疫沈降法にり、Haspinが1)Ser/Thr protein kinaseであること。また、2)DNA Cellulose Column ChromatographyによってDNAに結合すること。さらに、3)培養細胞で強制発現させたとき、細胞分裂がG1期で停止することが明かとなった(J. B. C.,1999)。
今回、Haspin遺伝子がヒトにも存在すること、また、Haspin遺伝子のKOマウスの作成することができた。今後男性不妊症とHaspin遺伝子変異についてKOマウスの解析を交えて調べてゆきたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Hiromitsu Tanaka: "Cloning and Characterization of human haspin gene encoding haploicl genu cell-specific nuclear protein Kinase"Molecular Human Reproduction. 7・3. 211-218 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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