• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2000 年度 実績報告書

非言語コミュニケーションの脳内機序言語機能とその左右差の進化の理解をめざして

研究課題

研究課題/領域番号 12780597
研究機関京都大学

研究代表者

中村 克樹  京都大学, 霊長類研究所, 助手 (70243110)

キーワード非言語 / コミュニケーション / 表情 / 左右差 / 脳 / 前頭葉 / 辺縁系
研究概要

以下の二つの研究をすすめた。一つめとして、言語情報と非言語コミュニケーションの情報が脳内でどのように処理されているのかを調べるため脳機能画像研究を行った。刺激として、顔の動画を用い、言語刺激には読唇、非言語コミュニケーションの刺激には表情、コントロール刺激には静止画を用いた。課題としては、1)言語課題:口の形から「あ」や「う」などを区別する、2)非言語コミュニケーション課題:笑顔か嫌悪の顔かを区別する、3)コントロール課題:男性の顔か女性の顔かを区別する、の3つの課題を用いた。コントロール課題と比較して、脳のどの領域の活動が盛んになるのかを固定する。脳活動の測定は機能的核磁気共鳴画像装置(fMRI)を用いた。現在刺激作成が終了し、データ収集をすすめている。二つめとして、新生児の表情の表出の左右差の研究を行った。生後一ヶ月齢までの新生児が表出する表情をビデオ撮影し、右顔面と左顔面のどちらがより強い表情を表出するのかを調べることで、コミュニケーションに関する脳機能の左右差が生得的に備わっているのか生後発達の過程で獲得されていくのかを明らかにする。データ収集をすすめている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] Nakamura K. et al.: "Neural Substrates for recognition of familiar voices, APET Study."Neuropsychologia. (in press).

  • [文献書誌] Sato N. et al.: "Detection of directed gaze in rhesus monkeys (Macaca mulatta)."Journal of Comparative Psychology. (in press).

  • [文献書誌] Sugiura M. et al.: "Activation reduction in anterior temporal cortices during repeated recognition of faces of personal acquaintances"Neuro Image. (in press).

  • [文献書誌] 中村克樹 他: "非言語コミュニケーションと右半球"Clinical Neuroscience. 19(in press). (2001)

URL: 

公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi