研究課題/領域番号 |
12791004
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研究機関 | 北海道開拓記念館 |
研究代表者 |
赤松 守雄 北海道開拓記念館, 学芸部, 学芸部長 (70132826)
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研究分担者 |
山田 悟郎 北海道開拓記念館, 総務部, 主任学芸員 (00113473)
氏家 等 北海道開拓記念館, 学芸部, 主任学芸員 (70113462)
三野 紀雄 北海道開拓記念館, 事業部・主任学芸員 (80113471)
右代 啓視 北海道開拓記念館, 総務部, 学芸員 (30213416)
小林 幸雄 北海道開拓記念館, 事業部・普及課長 (10113466)
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キーワード | 考古学 / 美術史 / 保存科学 / 地学 / 続縄文文化 / 擦文文化 |
研究概要 |
平成12年度の研究実績については、目的に添って次のとおり実施した。 (1)国外の野外調査(岩面刻画の海外調査) (1)サカチアリアンの刻画の調査、ハバロフスク州郷土博物館での資料調査などを実施(4名、9月29日〜10月7日)。 (2)カムチャツカの岩面刻画の調査、考古・民族学的資料調査、環境復元にかかわる地質調査などを実施(3名、9月18日〜10月3日)。 (2)シンポジウムの開催/「発見50周年記念フゴッペ洞窟シンポジウム」/開催日:11月18〜20日。開催場所:余市町中央公民館。シンポジウム参加者:242名。シンポジウム内容;記念講演講師:木村重信(大阪大学名誉教授・先史美術)、記念報告講師:大塚以和雄・大塚誠之助(発見関係者)、報告者乾芳宏(余市町教育委員会文化財係長兼学芸係長・考古学)、小川勝(鳴門教育大学助教授・先史美術)、佐々木史郎(国立民族学博物館助教授・民族学)、小泉格(北海道大学大学院理学研究科理学部教授・地質学)、三浦定俊(東京国立文化財研究所保存科学部長・保存科学)、コメンテーター:木村重信(大阪大学名誉教授・先史美術)、菊池徹夫(早稲田大学文学部・教授)、福田正己(北海道大学低温科学研究所教授)により実施。最終日は、フゴッペ洞窟を中心とするエクスカーション実施。なお、シンポジウム事務局として、北海道開拓記念館の吉田和夫(館長)、赤松守雄(研究代表者)、氏家等(研究分担者)、山田悟郎(研究分担者)、右代啓視(研究分担者)、添田雑二(研究協力者)がたずさわり、余市町教育委員会と連携をはかり実施した。 (3)国内の野外調査 学術調査としては、フゴッペ洞窟の成因にかかわる地質調査を実施(11月6〜10日)。フィールドステーションづくりの基礎調査としては、文化財の保存施設の現況について現地調査を実施(奈良・熊本・佐賀、1月〜2月)。その他、関連する北海道内の調査を実施。 (4)フゴッペ洞窟にかんする情報・写真などの収集と学術レプリカ作成 フゴッペ洞窟にする基本図書の整備(41冊)、フゴッペ洞窟出土の骨角器の複製(46点)、記録写真等の収集などを行った。また、当館収蔵のフゴッペ洞窟出土資料の整理を行った。 (5)その他 第1回研究会議を6月28日に開催。10月19日開催のフゴッペ洞窟保存委員会に出席し、本研究との相互連携をはかる。
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