研究課題
地域連携推進研究費
北海道大学工学部建築都市学科実験棟の塔屋にコンクリートパネルを組み立て、外断熱工法による外壁4種の外装を取り付け、同一条件下で実大の比較実験を試みた。主要な検討は次の6項目になる。(1)外装パネル開発に必要な情報、既存の内断熱住宅の経時的な劣化状況などの収集 (2)梅雨期の冷房時に本州以南の外断熱建物が遭遇する外の高温高湿、内の低温低湿時の検討 (3)融雪水を主因とする対凍害性をオープンジョイント (4)意匠設計者に好まれる外装仕上げの検討 (5)実験塔屋を事例とした施工性やコストパフォーマンスの検証 (6)安全性と耐久性 その他に、外断熱を取り巻く背景、住宅政策と集合住宅、外断熱外壁の熱的な特質、外断熱改修の効用、公営集合住宅を対象とした外断熱化技術開発と適用、地域性から見た外断熱、建物の再生から地域の再生へ などを取り上げて検討を加えた。
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