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2002 年度 実績報告書

エキノコックス症の特異的、非特異的免疫療法の確立

研究課題

研究課題/領域番号 12794017
研究機関北海道大学

研究代表者

皆川 知紀  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (40001903)

研究分担者 佐藤 雄一郎  名古屋大学, 医学部, 寄附講座教員 (11291229)
藤堂 省  北海道大学, 大学院・医学研究科, 教授 (60136463)
佐藤 直樹  北海道大学, 医学部附属病院, 助教授 (70205946)
田村 正秀  北海道立衛生研究所, 所長(研究職)
古屋 宏二  北海道立衛生研究所, 疫学部, 科長(研究職)
キーワードエキノコックス症 / マウス二次包虫症 / サイトカイン遺伝子KOマウス / ヌードマウス / SCID7マウス
研究概要

1)マウス(C57BL/6)を用いたエキノコックス感染実験.
マウス腹腔内パッサージされてきた原頭節材料は多くの未知微生物によって汚染されている可能性が示唆された.グラム陽性桿菌と短桿菌が腹水中に検出され,細菌感染がマウスにおけるエキノコックス原頭節シストの形成を促進すると考えられた.P3感染実験室の完成に2年間を要したが,現在マウスを用いた感染実験を精力的に進めている.
2)ヌードマウスを用いた感染実験.
腹腔内接種では,シスト形成確認のためには,通常3〜10か月の経過観察が必要であるが,皮下接種により2か月で直径10mmのシストが形成され,内部は包砂で充満し,包砂の一部に原頭節を認めた.マウスを用いたエキノコックス感染系としては,ヌードマウスの皮下接種が有用であり,今後の解析に応用されるべきと考えられた.
3)サイトカイン遺伝子ノックアウトマウスを用いた感染実験.
IFN-γ,TNF-α,IL6KOマウスに同じ条件で腹腔内接種をしているが,C57BL/6マウスと大きな差は無い.
4)SCIDマウスを用いた感染実験.
神谷らの研究結果の再現性は認められなかった.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 澤田 幸治, 山野 公明, 古屋 宏二: "多包虫エキノコックスのcDNAライブラリー作製とミトコンドリア遺伝子実験的位置付け"北海道衛研所報. 52巻2号. 24-28 (2002)

  • [文献書誌] Akira Ito: "Serolgic and molecular diagnosis of zoonotic larval cestode infection"Parasitology International. 51巻2号. 221-235 (2002)

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公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

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