研究分担者 |
岡崎 浩子 千葉県立中央博物館, 地学研究部, 上席研究員 (10250135)
平山 廉 帝京平成大学, 情報学部, 助教授 (00238396)
籔本 美孝 北九州市立自然史, 歴史博物館, 主査・学芸員 (80359471)
松岡 廣繁 京都大学, 理学部, 助手 (00324608)
伊左治 鎮司 千葉県立中央博物館, 地学研究部, 研究員 (40280747)
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研究概要 |
2062点について化石の剖出,部位の同定,標本の登録を行った.動物化石39種と卵化石3種を確認した(内訳:貝類9種,魚類4種,両生類1種,トカゲ類7種,カメ類3種,コリストデラ類3種,恐竜6種,翼竜2種,鳥類1種,単弓類1種,哺乳類2種).爬虫類化石では,世界最古かうアジア初の化石記録となる海生爬虫類ドリコサウルス類が発見された.ヘビが白亜紀後期のヨーロッパの海で進化したとする仮説を揺るがす証拠と考えられる.魚類化石では南米起源とされてきたファレオドゥス類(アロワナ類)の世界最古,アジア初の化石記録を確認した.海外から6名の研究者を招聘(中国3名,スペイン1名,アメリカ1名,イギリス1名)し,北九州市立自然史・歴史博物館を会場に「東アジアの白亜紀前期陸生古生物相と古生態」(平成15年9月1日〜2日)を開催した.千葉県立中央博物館で平成14年度の特別展「恐竜時代の生物たち-桑島化石壁のタイムトンネル-」として公開した.約2ヶ月間の会期中に約14000人の入館者があり,同館の行事としては最大集客数を記録した.同展は平成15年1月18日〜2月16日,群馬県立自然史博物館に企画展「アジアの恐竜時代」として巡回し約10300人の入館者を得た.さらに,平成15年9月19日から10月13日,北九州市立自然史・歴史博物館に特別展「恐竜時代の生き物たち」として巡回し,約13000人の入館者を得た.
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