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2000 年度 実績報告書

結合組織線維の三次元再構築:関節拘縮における線維走行の変化の超微構造学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 12832021
研究機関名古屋大学

研究代表者

小林 邦彦  名古屋大学, 医学部, 教授 (30001051)

研究分担者 肥田 朋子  名古屋大学, 医学部, 助手 (20223050)
鈴木 重行  名古屋大学, 医学部, 教授 (60179215)
猪田 邦雄  名古屋大学, 医学部, 教授 (10115529)
石田 和人  名古屋大学, 医学部, 助手 (10303653)
キーワード関節拘縮 / 関節可動域 / 結合組織線維 / 膝関節包周囲組織 / 長期臥床 / コラーゲン
研究概要

関節周囲にあって力を伝える腱、靭帯、関節包などは結合組織でできており、運動の範囲や方向は結合組織線維(おもにコラーゲン)の走行によって規定される。骨折の治療その他で関節を長期に固定すると関節の可動性が低下し(関節拘縮)、術後の日常生活や労働に重大な影響をおよぼす。これを予防あるいは早期に回復させるための方策を考えるうえで、関節拘縮の組織学的変化の解明が必須である。本研究では、可動域制限の一要因と考えられる関節周囲の結合組織の線維構築(コラーゲン線維等の三次元的走行)が関節拘縮にともなってどう変化するかを知ることにより、関節可動性におよぼす関節周囲結合組織線維の関与を明らかにし、関節拘縮の治療・予防のための基礎データを得ることを目的としている。
関節周囲の結合組織線維の走行の光学顕微鏡による組織学的検討、走査型電子顕微鏡による超微形態的観察を準備中である。顕微鏡写真の記録のディジタル化(ディジタルカメラによる)が整備されつつある。
一方、たまたま人体解剖実習用の遺体のなかに、長期臥床によると思われる下肢の関節拘縮の激しいものがあったので、この症例につき、皮膚、腱などを切開・切断しつつ、各段階で可動域を測定することで、可動域制限の各要因の貢献度を推定する実験を行った。皮膚、屈筋腱はもちろん制限要因ではあったが、これらを切断した後も可動域制限が強く、膝関節後部の関節包周囲の結合組織の関与が大きいことが分かった。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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