• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2002 年度 実績報告書

沖縄県における国際児の就学実態調査

研究課題

研究課題/領域番号 12871024
研究機関琉球大学

研究代表者

照本 祥敬  琉球大学, 教育学部, 助教授 (10227530)

キーワードアメラジアン / 就学保障 / 進路保障 / 行政との連携
研究概要

沖縄に暮らすアメラジアンの就学状況について、(1)沖縄県教育委員会が実施した実態調査の分析、(2)アメラジアンの子どもを持つ保護者の教育ニーズや進路に関する意識、(3)就学状況と密接な関係にある生活条件をめぐる現状、という観点を中心にした考察をおこなった。本研究により明らかとなったのは、(1)については就学先不明者が多数である事実からも明らかなように、アメラジアンの教育権保障はなお十分とはいえず、今後も行政機関をふくめた継続的なサポートが必要とされていること、(2)については、「民間の教育施設」として認定されているアメラジアン・スクールがたいせつにしている多文化的教育の意義を積極的に評価すると同時に、こうした教育ニーズを持つ子供たちの進路保障に向けて教育環境を改善していく必要があること、また(3)については、主として父親と離別後の子どもの養育環境を改善していくための法的・制度的な整備がもとめられていることなどの点である。本研究では、以上についての実証的な検討をおこなったが、さらに、沖縄と同様に米軍基地がある韓国・東豆川市のアメラジアン・クリスチャン・アカデミーを訪れ、アメラジアンの子どもたちの実態や教育ニーズ、進路保障をめぐる諸課題等についての比較調査をおこなった。

URL: 

公開日: 2004-04-07   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi