研究概要 |
平成13年度は平成12年度の作業の継続を行った。 (1)顕微鏡、望遠鏡、真空ポンプに関する文献を読んだ。 (a)同顕微鏡、望遠鏡、真空ポンプに関する実験や観察報告が豊富な図版と共に掲載されているイギリス王立協会発行の学術研究誌Philosophical Transactionsを読んだ。 (b)文学や哲学(Thomas Hobbes、Robert Boyle、John Locke、George Berkeley)、美学(Sir Joshua Reynolds)、宗教(James Hervey)等の文献を渉猟し、顕微鏡、望遠鏡、真空ポンプヘの言及を調査・吟味した。 (c)17-19世紀に出版された顕微鏡、望遠鏡、真空ポンプに関連する絵画(Joseph wright of Derby、James Barry)、図像・図版(銅版画ほか)を可能な限り入手し解読した。 (2)国内に作品がない場合は、British Library, University Library of Cambridge、Bodleian Library of Oxfordなどから、マイクロフィルムの形で取り寄せ、コピー・製本し読み易い形にする。文学作品の場合、chadwyck-Healey社がCDに収めたものを利用する予定であるが、現品は大変高価なので、年間使用料を支払って、インターネット上でダウン・ロウドした。 (3)顕微鏡、望遠鏡、真空ポンプに関して個別的に論じた研究書や論文を多数入手し精読した。 (4)入手したデータや分析した結果をカードにとり、また、必要に応じてコンピュータに入力した。
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