研究課題/領域番号 |
12875081
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
鈴木 基行 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (60124591)
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研究分担者 |
米田 正彦 (株)前田先端技術研究所, 研究第一部, 主任研究員
秋山 充良 東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (00302191)
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キーワード | 混和材 / 石灰 / 膨張性 / 早強性 / 強度発現 / 蒸気養生 / 細孔径分布 / 結合水量 |
研究概要 |
国内の全重油使用料の約0.6%を使用する蒸気養生を必要としない製品用コンクリートが開発されれば、地球環境問題への貢献は大きい。また、生コンクリートとして使用可能であれば建設期間の短縮等によりコストの大幅な縮減につながると期待される。当研究グループでは、このニーズに応えるべく、この種の超早強性コンクリートの開発を試み、ある種の混和材料を使用することで超早強性を有するコンクリートを開発した。さらに、開発されたコンクリートに対する性能試験の結果、耐久性等に関しては従来の蒸気養生されたコンクリートと同等の性能を有することを実験的に確認した。最後に、この混和材の使用によりもたらされる超早強性の強度発現および耐久性のメカニズムの解明および各種配合条件とこれらの関係を化学的あるいは微視構造的に把握した。 得られた実験成果を以下に記す. (1)蒸気養生不要の超早強性コンクリートについて、配合条件と各種物性値(圧縮強度、引張強度、曲げ強度、弾性係数など)との関係を定量的に評価した。 (2)超早強性に関して有効であると認められた金属化合物の使用によりもたらされるセメント硬化促進に対する化学的、物理的性質の変化の解明および相互の関係を明らかにした。 (3)使用する混和材とセメント硬化中における各種生成物の生成率に対する材齢毎の相関関係の検討や、硬化過程のセメントに対する微視的観察から、開発した混和材と早期の強度発現メカニズムの関係を化学的に明らかにした。
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