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2001 年度 実績報告書

室内環境中におけるガスと粒子の相互作用

研究課題

研究課題/領域番号 12875102
研究機関東京工業大学

研究代表者

藤井 修二  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科(情報環境学専攻), 教授 (60126282)

研究分担者 並木 則和  金沢大学, 工学部・物質化学工学科, 助手 (40262555)
湯淺 和博  東京工業大学, 大学院・情報理工学研究科(建築学専攻), 助教授 (90230606)
キーワードガス-粒子変換 / 超微粒子 / 有機物質 / 粒子生成
研究概要

本研究の目標として、空間中でのガス状物質がただ単に空間中で浮遊しているのか、もしくはガス-粒子変換などの化学反応により異なる物質に変化しているのか、また浮遊粒子に吸着することによるものなのかを解明することを目的とする。ここでは、ガスと粒子をモニタリング、それぞれの化学組成、あるいはそれぞれの相互作用を観察することにより、この研究の第一歩として解明されるものである。
室内中におけるガス粒子変換により室内汚染を引き起こす項目について検討を行ってきた。この中で、コピー機やレーザープリンタから発生する微粒子が問題と考えられる。これらはトナーによる発じんの他に、紫外線の使用やオゾンを発生させているために、ガス状物質のガス-粒子変換による、超微粒子の発生が問題となってくると考えた。そこで、微粒子の発生機構と共に室内中で起こりうるガス-粒子変換に影響を与えるオゾン濃度を調査し、ガス状物質とオゾン共存下における粒子生成について実験を行った。超微粒子は、本研究室で所有している凝縮核計測器(CNC)を、ガスの測定は有機物質の中でもトルエンを対象として、本研究室所有のガスクロマトグラフィ(GC)により分析を行った。これにより、室内環境中で考えられ得るトルエンとオゾン濃度で、ガス状有機物質の一部は粒子に変換していることが定性的ではあるが明らかとなった。
今後は、オゾンによるガス-粒子変換のメカニズムを解明すると共に、一般環境下で起こりうる粒子生成の可能性を明らかにしていくことにある。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 鈴木美也子, 藤井修二, 鍵直樹, 田村一: "揮発性有機化合物の建材表面での吸脱着特性の検討"日本建築学会学術講演梗概集. 845-846 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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