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2000 年度 実績報告書

癌の発生・進展においてリボゾームの果たす役割の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12877030
研究機関東北大学

研究代表者

堀井 明  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (40249983)

研究分担者 佐藤 孝明  理研, 分子腫瘍学研究室, 主任研究員 (30225958)
キーワードリボゾーム遺伝子 / リボゾームタンパク / S11 / S31 / タンパク翻訳 / 抗体 / ヒトがん / RNA
研究概要

ヒトのリボソゾームタンパクはこれまでに79種類が判明しているが、このうちの約1/3にあたる26種類については、特異的な抗体を作製することができた。これらの抗体を用いてウエスタンブロッティングを行ったところ、特異的な単一バンドが検出された。これらの抗体は、今後のリボゾームタンパクの研究に有用であると考えられた。
得られた抗体を用い、各種ヒトがん細胞株における発現を検討し、S11とS30の2種類では、細胞株によって発現にかなりの変動が見られることを確認した。これらの違いがあるにもかかわらず、細胞内のリボゾームそのものの量的な変化は見られず、このことから、リボゾームタンパクには未知の機能があることが示唆された。
今年度は組織に対してこれらの抗体を用いた検討を加えることができなかったが、次年度に検討を加えたい。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Nadano,D. et al.: "Preparation and characterization of antibodies against human ribosomal proteins : Heterogenous expression of S11 and S30 in a panel of human cancer cell lines."Jpn.J.Cancer Res.. 91. 802-810 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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