研究課題/領域番号 |
12877067
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
高野 健人 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (80126234)
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研究分担者 |
渡辺 雅史 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手 (90280974)
福田 吉治 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (60252029)
中村 桂子 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教授 (00211433)
宇治 和幸 東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助手
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キーワード | 公衆衛生 / 健康決定要因 / モデリング / 地理情報システム / システムダイナミクス |
研究概要 |
1.健康指標とその決定要因モデルの構築 地方自治体(都道府県、市区町村)を単位として、医療福祉に関する指標(死亡率、罹患率、マンパワー、施設、医療費、福祉費用等)をアウトプット変数に、人口に関連する指標(人口、人口密度、年齢別人口、増加率等)、経済に関する指標(雇用率、失業率、経済成長率、産業別売上高等)、環境に関する指標(緑化係数、ごみ焼却場および産業廃棄物処分場の有無、公園面積等)、住居に関する指標(ひとり当たり住宅面積、木造住宅割合、築20年以上住宅割合等)、教育に関する変数(平均学歴、教育費支出割合等)、住民活動に関する指標(自助グループ参加率、公民館活動参加率、ボランティア参加率等)、地域保健活動に関する指標(健診受診率、健康教育参加率等)をインプット変数にして、フローダイアグラム(因果関係モデル)を作成した。この因果関係のモデリングは、これまで研究グループが健康決定要因を横断的に分析した結果から構築した。 2.データ収集およびデータベース構築 上記の変数に関して、都道府県および市区町村のレベルで、総務庁のデータベースをもとに昭和50年代から縦断的なデータを収集した。これらの指標をワークステーションに入力し、データベースを完成させた。死因別死亡率と社会経済指標による因果関係モデルについて、統計解析・シュミレーションソフトを用いて、検索的因子分析、共分散構造分析を用いてその妥当性を検討した。 3.現状のビジュアル化 地理情報システムソフトを用いて、都道府県および市区町村ごとに各指標のビジュアル化を行うべく約10の自治体をモデルとし解析を行った。また、空間的視覚化により、指標群の地理的相互関係を解析し、結果を用いて因果関係モデルの修正を行った。
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