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2001 年度 実績報告書

炎症性腸疾患の病因解明を目的とした腸内細菌導入モデルによる免疫制御機構の解明

研究課題

研究課題/領域番号 12877186
研究機関東北大学

研究代表者

佐々木 巌  東北大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60125557)

研究分担者 舟山 裕士  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (50192315)
内藤 広郎  東北大学, 医学部・附属病院, 講師 (90180223)
福島 浩平  東北大学, 大学院・医学系研究科, 助手 (20271900)
キーワードT細胞 / 炎症性腸疾患 / 腸内細菌
研究概要

本研究は、常在腸内細菌に対するT細胞を中心とする免疫担当細胞の免疫応答と免疫学的寛容の樹立に至る過程を無菌マウスに腸内細菌を強制定着させるモデルを用いて解析するものであった。前年度の問題点として、T細胞のH^3-thymidine取込みによる増殖試験において、マウス(特に無菌マウス)腸管からの粘膜固有層単核球の分離の問題があったが、試行錯誤をくり返したが結局予定した細胞数は得られなかった。
従って、粘膜固有層単核球のサイトカイン分泌においても培養系を構築できず定量化の土俵にのせ得なかった。そこで、laser captureによるmicrodissection法を考慮しあらたに腸内細菌定着実験をやり直しサンプルの採集を行った。それと合わせて次善の策として、腸内細菌強制定着の過程で脾臓より単核球を分離し、無刺激、PHA刺激、LPS刺激の際の培養上清中サイトカイン濃度を検討している。
以上のように、標的細胞の収量不足という本研究を施行する上で極めて重要な問題を解決できないという方法論的問題により、十分な成果を挙げることはできなかった。

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2012-10-31  

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