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2000 年度 実績報告書

転移性脊椎腫瘍に対するRF加温を用いた最小侵襲による治療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 12877220
研究機関旭川医科大学

研究代表者

武田 直樹  旭川医科大学, 医学部, 講師 (80227032)

キーワード転移性脊椎腫瘍 / 温熱療法 / 最小侵襲
研究概要

本研究の目的は、組織内加温法(温熱療法)を脊椎転移性腫瘍へ応用するため、1)動物実験用RF加温装置の作成、2)加温針を複数用いると温度差が発生し、均一な加温が困難であるので、均一な加温の可能にするための電流をコントロールするためのコントロールボックスの開発、3)脊椎を組織内加温したときの温度分布、腫瘍に対する殺細胞効果を明らかにすることである。
平成12年度の研究として、動物実験用RF波加温装置を作成した。計画では当初RF発信器にHewlett Packard社製(8656B、周波数8.5-9.0Mhz、出力5W)を予定していたが、RF高周波発生装置(東京ハイパワーRF-300、MB-300)に変更した。この装置は周波数13.56Mhz、出力300Wであり、予定より高出力が得られた。さらに小型軽量、低消費電力、低発熱などの利点があり、安全性、操作性に優れている。このRF高周波発生装置に平板状電極を設置し、RF波加温装置を作成した。温度測定には熱電対温度計であるBAT-10(バクスター社製)を用いた。この装置は5ヶ所の温度を測定することができる。
予備実験として、ラットの大腿骨の骨髄内および骨表面に温度センサーを設置し、大腿表面に大腿を挟むようにして平板状電極をあて、RF高周波を発生させ温度を測定した。脊椎においてはラットの体表より脊椎を挟むようにして電極をあて、加温を行い、脊椎周囲および脊椎骨内部の温度分布を測定した。

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2012-10-19  

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