研究課題/領域番号 |
12877227
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研究機関 | 大分医科大学 |
研究代表者 |
吉岡 秀克 大分医科大学, 医学部, 教授 (00222430)
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研究分担者 |
モハメド カレドザマン 大分医科大学, 医学部, 助手 (70305035)
松尾 哲孝 大分医科大学, 医学部, 助手 (10284788)
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キーワード | マイナーコラーゲン / 選択的スプライシング / ホモロガスリコンビネーション / 軟骨 / 細胞外マトリックス |
研究概要 |
1.ミニジーンの作製及びその転写産物の解析 マウスのエクソン5、6A、6B、7、8、9を含むミニジーンを作製した。これをα1(XI)鎖を発現している横紋筋肉腫細胞(A204)にトランスフェクションした。このミニジーンの転写産物を内因性のものと区別する為に、ベクタープライマーによりRT-PCRにてmRNAに増巾した。その結果、本来の遺伝子にみられるように、5-6B-7-8-9、5-6A-7-8-9、5-7-8-9、5-7-9のスプライシングパターンがみられた。これはミニジーンにおいても特異的なスプライシングファクターがこの発現細胞内に存在していることを意味している。 2.ホモロガスリコンビネーション法を用いた特定エクソン欠損マウスの作製 エクソン6-8までを欠損させたマウスを作製する為に、まずエクソン6-8を欠損させたターゲティングベクターを作製した。これをES細胞に導入した。導入したES細胞を用いてキメラマウスを作製した。現在、このキメラマウスにおいてgerm lineにはいったことが確認された。又、軟骨組織にはエクソン6Bをもつバリアントが見られるので、この部分の軟骨における機能を解析する為に、エクソン6B欠損マウスの作製も同時に進めている。現在、キメラマウスが作製できた。今後、これらのホモロガスリコンビネーション法で作製したマウスの機能解析を生化学的、形態学的、発生学的に行う予定である。
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