研究概要 |
平成13年度は昨年度の脊髄,末梢神経障害磁界の動物実験(幼犬:in vivo,蛙:in vitro)で確立させた技術を用いて,末梢神経,脊髄神経とも(新たに制作した脊髄圧迫装置を用いて)に障害モデルの実験を行った.磁界計測において,幼犬の脊髄,蛙の坐骨神経で作成した神経障害部位において神経障害磁界が記録され,その部位をコンピュータ上で位置推定すると実際の障害部位と一致した. また臨床で末梢神経障害のひとつ,腕神経叢損傷において肋間神経移行を行った患者の大脳皮質1次運動野の指令機構の改変をSQUID磁束計を用いて新たに作成したプログラムを使い計測した.結果はJournal of Orthopaedic Science Vol.6,No.5に発表した.
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