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2000 年度 実績報告書

歯根膜組織の老化に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12877301
研究機関北海道大学

研究代表者

沢 禎彦  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助教授 (70271666)

研究分担者 山岡 雄司  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 助手 (50322821)
吉田 重光  北海道大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (80174928)
キーワード歯根膜 / 老化 / テロメア / p53 / オステオカルシン
研究概要

申請者は平成12年度において,ヒト歯根膜由来培養線維芽細胞に関して以下のことを明らかにした.
1.初代培養細胞が含む老化細胞の全細胞数に対する割合
(1)歯肉および肺の線維芽細胞,ならびに骨芽細胞と比較して有意に多い.
(2)老化細胞数はドナー年齢と相関しない.
(3)免疫染色で検出可能なレベルのp53蓄積細胞が観察される.
2.in vitroでの細胞寿命
(1)培養細胞株の細胞分裂限界回数は,歯肉および肺の線維芽細胞,ならびに骨芽細胞と比較して有意に少ない.
3.細胞分裂限界に達した老化歯根膜細胞のマトリックス関連蛋白産生能
(1)オステオカルシン産生量は,初代培養細胞と比較して有意に小さい.
(2)オステオカルシン産生量はドナー年齢と相関しない.
以上の研究成果は,ヒト歯根膜組織がドナー年齢に相関しない老化組織で有る可能性を示唆するものである.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Y.Sawa, A.Phillips, J.hollard, S.Yoshida, M.W.Braithwaite: "The in vitro lifespan of human periodontal ligament fibroblasts"Tissue & Cell. 32(2). 163-170 (2000)

  • [文献書誌] Y.Sawa, A.Phillips, J.hollard, S.Yoshida, M.W.Braithwaite: "Impairment of osteocalcin production in senescent periodontal ligament fibroblasts"Tissue & Cell. 32(2). 198-204 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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