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2000 年度 実績報告書

遺伝看護学カリキュラムの構築に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 12877400
研究種目

萌芽的研究

研究機関大阪府立看護大学

研究代表者

千代 豪昭  大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (20098536)

研究分担者 塚原 正人  山口大学, 医学部, 教授 (20136188)
青山 ヒフミ  大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (80295740)
末原 紀美代  大阪府立看護大学, 看護学部, 教授 (90112044)
有森 直子  聖路加看護大学, 看護学部, 講師 (90218975)
安藤 広子  岩手県立大学, 看護学部, 教授 (20267503)
キーワード看護教育 / 遺伝学教育 / 教育カリキュラム / 人類遺伝学 / 遺伝看護学
研究概要

(目的)
本研究は看護教育のなかに遺伝学教育を充実し、遺伝学や関連領域の知識や技術を持った看護婦(士)の養成を目標にして、その教育カリキュラムを構築することにあるが、平成12年度は4年制看護教育における遺伝看護学教育の実態を明らかにすることを目標にした。
(方法と結果)
日本人類遺伝学会による調査(1998年)、横山ら(1999年)の調査をワーキング作業により分析した結果、遺伝学教育を行っていると回答のあった70%前後の4年制看護教育機関では、半数弱が独立した課目として講義が行われていて平均講義時間は22時間程度であった。講義内容は「染色体」、「メンデリズム」、「DNA」の基礎知識が中心であったが、これは講義担当者が生物系、基礎医学系出身者(ほとんどが非常勤講師)であるためと思われた。基礎教育の充実は評価できるが、看護実践や看護研究に役立つための遺伝学教育カリキュラムを考える上では、次のような領域の教育を充実させる必要があると考えられた。
1)遺伝医学の領域(遺伝子検査、遺伝子マーカースクリーニング、生殖医療、遺伝子治療)
2)遺伝病、癌、生活習慣病など遺伝子の異状が発病に関与する疾患をもった患者のケア、生活援助、遺伝カウンセリング
3)遺伝医療現場における倫理的課題、遺伝学研究と生命倫理これらを一つの教課目でカバーすることは難しく、また実際的ではない。概ね、次のような段階的な教育が必要になると考え、次年度の研究の準備を行った。
1)生物学(細胞、染色体、DNA、遺伝)…教養科目
2)人類遺伝学と臨床遺伝学の基礎(看護遺伝学)…学部教育
3)遺伝カウンセラー、あるいは専門看護師に必要な遺伝学(遺伝看護学)…大学院前期課程

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 千代豪昭: "小児科領域における遺伝カウンセリング"現代のエスプリ. 404. 147-160 (2001)

  • [文献書誌] 千代豪昭: "出生前診断における遺伝カウンセリングシステム"産科と婦人科. 68・3. 304-311 (2001)

  • [文献書誌] 千代豪昭: "遺伝カウンセリングー面接の理論と技術"医学書院. 270 (2000)

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公開日: 2002-04-03   更新日: 2016-04-21  

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