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2001 年度 実績報告書

コンピュータによる診断とコーチによる合唱基礎訓練のための指導法の研究

研究課題

研究課題/領域番号 12878031
研究機関信州大学

研究代表者

池田 京子  信州大学, 教育学部, 助教授 (60283222)

研究分担者 東原 義訓  信州大学, 教育学部, 助教授 (90143172)
キーワード歌唱教育 / 合唱基礎訓練 / マルチメディア利用 / 指導法 / 聴音 / 個別指導
研究概要

合唱訓練においては,各パートが正しい音程で歌えることが不可欠の要因であり,そのためのマルチメディアを利用した個人訓練法を検討した.
一般に,正しく音程をとることは,音程が順次進行するときよりも,跳躍するときのほうが困難とされている.また歌う本人は,骨伝導をともなう音で声を聴いているため,客観的に自分自身の声を聴くことが非常に難しい.通常,学習者は個人指導の中で,口頭による説明を受け,MD等を利用した録音を聴くことでこれを補ってきた.
平成13年度は、「耳を澄ませて和音あてクイズ」(http://cert.shinshu-u.ac.jp/et/study/istudy/courseindex.html)という試作システムを作成し,それを評価し、問題点を洗い出し、システムの改良を行ない,最終年度において実践する計画をたてることができた.
また,こうしたシステムを現職教員の再教育における音楽基礎能力の向上にどのように役立てられるかについて検討した.その再教育プログラムを作成し,平成12年7月31日(月)〜8月2日(水)の3日間,平成12年度長野県教育職員免許法認定講習(講座名:ソルフェージュ)を長野県総合センター(塩尻市)で実践した.そして,コンピュータを用いた聴音訓練を取り入れることは,音楽の基礎能力の向上に大きな効果があり,音楽科教育において,コンピュータ利用は切り離せないものであることなどの知見を信州大学教育学部紀要に報告した.また声楽発声的観点から歌曲の分析を行い,本研究目的のマルチメディアシステムを実現するための知見を深めた.これらの成果の一部を,日本声楽発声学会誌に発表した.

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] 池田京子: "現職教員の音楽基礎力向上に向けた再教育の試み"信州大学教育学部紀要. 103. 37-36 (2001)

  • [文献書誌] 池田京子: "有節歌曲における通策歌曲的表現について-シューベルトの「アヴェ・マリア」を例として-"日本声楽発声学会誌. 29. 17-25 (2001)

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公開日: 2003-04-03   更新日: 2016-04-21  

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