研究課題/領域番号 |
12894004
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
笠木 治郎太 東北大学, 大学院・理学研究科, 教授 (10016181)
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研究分担者 |
寺沢 辰生 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40004436)
山崎 寛仁 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (90260413)
玉江 忠明 東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (10124174)
土岐 博 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (70163962)
中野 貴志 大阪大学, 核物理研究センター, 教授 (80212091)
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キーワード | クォーク核物理 / ハドロン核物理 / 電子線 / γ線 |
研究概要 |
東北大核理研STBリングでの1.2GeV電子線及びSPring-8のLEPS実験施設での1.5〜3.5GeV偏極γ線を用いた実験研究計画を検討するため、研究計画検討会を、7月(核理研)、8月(核理研)、9月(核理研)、10月(西播磨)、10月(阪大RCNP)と行った。 これらの調査研究の結果、クォーク・ハドロン核物理の新展開をはかるため、以下の点を重点的に解明するよう、特定領域研究(B)を申請した。 (1)カイラル対称性の部分的回復とハドロンの性質との関係。(2)バリオンにおけるカイラル変換の性質。(3)仮想粒子交換におけるグルーボールの探索。(4)ハドロンにおけるバリオン・メソン分子状態の探索。(5)DGL理論の実験的検証方法の確立。(6)QCD有効理論の新たな定式化。 今後の研究計画の充実をはかるため、平成13年2月に、国外の主要な電子線実験施設(ジェファーソン研究所、マインツ研究所、MIT-Bates研究所、等)からの研究者をも交えて、LNS International WorkshopとしてGeV領域電子線・γ線を用いた核物理に関する中規模研究集会を開催した。今後、どのようにハドロンのクォーク構造を攻めていくのかについての活発な議論が展開された。なお、この研究集会での報告は、取りまとめが進んでおり、5月頃には出版される予定である。
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