研究分担者 |
定方 正よし 東京大学, 工学系研究科, 教授 (30011175)
奥山 喜久夫 広島大学, 工学部, 教授 (00101197)
菅原 拓男 秋田大学, 工学資源学部, 教授 (10006679)
佐藤 正之 群馬大学, 工学部, 教授 (70008473)
横田 俊幸 山形大学, 工学部, 教授 (90007005)
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研究概要 |
可視から真空紫外線域までの通常光・レーザー光照射を始めとして,マイクロ波・コロナ・グロー・高電圧パルスなどの各種放電,さらに電子ビーム照射など,先端的で多様な電磁波照射技術を用いて活性化学種を生成することにより化学反応を制御し,付加価値の高い生成物を高選択率で得ること,環境汚染物質を完全分解することが技術的に可能になりつつある.本企画調査では,多様に振る舞う活性化学種の特徴を,関連する分離・反応過程の定量的関係を基に整理し,個別技術に共通する科学的側面と相異なる側面を明確にし,システムのフィジビリティ評価を通して体系化に資することを目的とした.得られた成果は次の通りである. 1)平成12年10月に開催された化学工学会第33回秋季大会においてシンポジウム「電磁波照射による活性化学種を利用する反応システム」を開催し,本企画調査の研究成果を各分担者が発表した.特に,化学活性種を利用した水浄化,大気浄化システムについて,その発生法と関係づけながら化学活性種の役割を明確にすることができた. 2)平成13年2月に,東京において関連企業の技術者を招き「電磁波照射による活性化学種を利用した反応システムの統合的体系化」に関するワークショップを開催した.負イオンの新規発生法と大気浄化への応用,ラジカルやイオンなどの活性化学種の発生機構と材料創製への応用,光触媒の水環境浄化,紫外線照射によるフロンの分解に関する研究の現状と未解決問題を整理した.さらに,電磁波照射による反応システムのフィジビリティに関して検討を加えた. 以上の企画調査の成果は研究成果報告書として刊行している.
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